五回目

「先に行くわ!」
そう言うなり1級の女戦士が駆け出した。
思わず顔を見合わせる8級魔法使い、6級僧侶、そして私。
慌てて「無理だ!」を連呼するものの、彼のものを表す記しはどんどん先へと進んでいく。
内心舌打ちしたい気持ちを抑えながら、私たちは足を早めるのだった。


〜 中略 〜


私と魔法使いが広間に辿り付いた時には、既に中央の転送機が稼動した後だった。
(どうする?)
決心がつかず、お互いその場で立ちすくむ。
そして響き渡る女戦士の声。「助けて!」
仕方ない、行くか。
私は魔法使いと頷き合うと、同時に転送機へと足を踏み込ませた。


〜 中略 〜


戦闘終了後、私は切りかかる女戦士の斧をかわしながら「無理だ!」を連呼していた。
土台私には無理だったのだ。最初にワイバーンを切りつけてダメージが与えられないと確認した後、さっさと奥に引っ込んでアーチャーを気取ることにした。
魔法使いが途中で撤退。僧侶はたまに殴りかかっては踏み潰され、自らを回復する。戦士は足元で切りつけまくっては倒され、置きあがるという動作を繰り返していた。
私も途中で撤退しても良かったのだが、こうなったのにはそもそも他人の忠告を無視して突出した戦士に責があるはずだ。
そのためにむざむざ達成感が薄れるのは腹正しいので、奥で様子を見守ることにしたのだ。
とは言っても全く貢献しなかった訳ではない。コボルトウォーリアーとダイア―ウルフは召還したし、矢も60本近く消費した。
それでも焼け石に水だったことはわかっている。が、私に八つ当たりするのは筋違いではないだろうか?
そう考えている間にも女戦士の斧はやまない。私は仕方無しに「無理だ!」と叫びながら、逃げるようにその場を立ち去った。




ハマりにハマって20プレイ。コンテ合わせて五千五百円也。
パーティープレイは駄目ですね。中毒性があって癖になる。
ちなみに引いたカードは以下の通り。


ダガー
・ホースライダースラスト
・ライトニングランサー
・ファイタークロス
・ラウンドシールド
・ダルマティカ
・バックラー
・チェインアーマー
・ロッククラッシャー3
・バンガードラッシュ2
・シールド
・ラメラアーマー
・ファンガス
・スノーストームインパク
アメジストの原石
・ロッククラッシャー3
パルチザン
・アイアンヘル
・ロングソード
・ダイアーウルフ


豊臣くんも驚きの引きの悪さ。
神よ、D-Netの出来ない私にさらに試練を与えたもうのか…。